また発達した市場における需要と供給の無規律性は価格の高低を通して商品の需給量を調節し、規律ある 価格の平均へと導きます。その状態を何がそうさせ、その時何が決めているかです。 違った物が量的に比較されるためには、そこになにか同じ大きさの一つの共通物があるはずです。そこで異なった2つの商品の具体的な使用価値を度外視すれば、残るのは物を造ったときに費やした区別のない共通の人間的労働だけだということになります。 そこから、60Kの米も1足の靴も、または2gの金も同じ等しい人間の労働量が含まれていることが分かります。だからこそ、交換する60Kの米に含まれた目に見えない労働量を、2gの金や1足の靴といった目で見える商品の身体で測ことが出来るのです。 そうした社会的に共通な抽象的人間労働の凝固体・結晶として、これらの交換価値を商品価値と呼んでいます。交換を目的とした私的な労働は、人と人とが切り結ぶ社会的なものを前提にしていることから、価値とは社会的な関係によって生まれたものといえます。 その価値を表わす、一番適切で便利な金や銀などが価値尺度となり貨幣となって、その貨幣名が異なった国ごとに円やドル、マルクといった名称で呼ばれています。(資料参照) 福岡県 北九州市 若松区 ビジネスホテル うめかぜ組合

トップに戻る

ページ61

ページ62

ページ63

ページ64

ページ65

ページ66

ページ67

ページ68

ページ69

ページ70

ページ71

ページ72

ページ73

ページ74

ページ75

ページ76

ページ77

ページ78

ページ79

ページ80